旅行の頻度が増えると、そのうち真剣に悩み始めるのが「スーツケース選び」です。ひとことにスーツケースといっても、サイズ・素材・ブランド・機能が多様で、何を基準に選べばいいか迷ってしまいますよね。この記事では、初めてスーツケースを買う人から買い替えを検討している人まで、すべての旅行者に役立つ選び方を徹底解説します。
まず確認!スーツケース選びで失敗しないための3原則
スーツケース選びで最初に考えるべきポイントは以下の3つです。
- 旅行の頻度と期間:日帰り〜1泊なのか、長期旅行なのかによって最適なサイズが変わります
- 移動手段:飛行機を使うなら機内持ち込み規定の確認が必須
- 何を詰めるか:衣類中心か、重い機材や土産物も入れるかで耐荷重と素材選びが変わります
スーツケースのサイズ選び
スーツケースのサイズは「容量(リットル)」で表されることが多く、旅の日数によって目安があります。
| サイズ(容量) | 目安の旅行日数 | 機内持ち込み |
|---|---|---|
| 〜35L(SS/Sサイズ) | 1〜2泊 | 多くの航空会社でOK |
| 36〜60L(Mサイズ) | 3〜5泊 | LCCでは不可の場合も |
| 61〜85L(Lサイズ) | 6〜8泊 | 基本的に預け荷物 |
| 86L〜(LLサイズ) | 9泊以上・長期 | 預け荷物 |
注意点:機内持ち込みサイズは航空会社によって異なる
国際線のLCC(格安航空会社)では機内持ち込み規定が特に厳しいです。一般的には3辺合計115cm以内・重量7〜10kg以内が目安ですが、必ず搭乗予定の航空会社のウェブサイトで確認してください。
スーツケースの素材:ハードシェル vs ソフトシェル
ハードシェル(硬い素材)
メリット
- – 衝撃・圧力から荷物をしっかり守る
- – 防水性が高い
- – 汚れが拭き取りやすい
デメリット
- – 多少の傷・凹みができやすい
- – 容量を超えた荷物はファスナーが閉まらない
おすすめの人:精密機器や割れ物を持ち歩く人、海外旅行の多い人
ソフトシェル(柔らかい素材)
メリット
- – 多少荷物が多くても無理やり入れられる
- – 軽量なものが多い
- – 外ポケットで小物を分けて収納できる
デメリット
- – 防水性は低め
- – 鋭利なものに弱い
おすすめの人:国内旅行メイン・荷物が増えやすい人
ハードシェルの素材比較:PC・ABS・アルミ
ハードシェルの中でも素材によって特徴が異なります。
| 素材 | 重さ | 耐衝撃性 | 値段 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ABS樹脂 | 普通 | ○ | 安め | コスパ重視の定番。気軽に使えるエントリーモデルに多い |
| ポリカーボネート(PC) | 軽め | ◎ | 中〜高め | 軽量で丈夫。旅行頻度の高い人に人気 |
| アルミニウム | 重め | ◎ | 高め | 最高級の堅牢性。プロ仕様・見た目も高級感あり |
旅行頻度が高いなら、ポリカーボネート素材のスーツケースがコストパフォーマンスの面で最もおすすめです。
キャスター・ハンドルの機能性を見よう
スーツケースを選ぶときに見落としがちなのが、キャスターとハンドルの品質です。
キャスター(タイヤ)
- – 4輪キャスター(360度回転):前後左右に自在に動けて取り回しが楽。主流タイプ
- – 2輪キャスター:引っ張る移動に向いており、段差に強い
タイヤは「静音タイヤ」かどうかも重要です。石畳の多いヨーロッパでもうるさくないものを選びましょう。
ハンドル(引き手)
- – 高さが数段階に調整できるタイプがおすすめ
- – アルミ合金製のものは耐久性が高い
- – グリップの握りやすさも実際に触って確認を
ロックの種類:TSAロックはマスト
スーツケースのロックには主にダイヤル式とカギ式があります。アメリカへの渡航がある場合は、必ずTSAロック(Transportation Security Administration認定ロック)付きのものを選んでください。
TSAロック付きであれば、税関のセキュリティ検査の際にスタッフが専用マスターキーで開錠・再施錠できるため、鍵やファスナーを壊されることなく検査が行われます。
価格帯別・おすすめブランド
エントリー層(〜15,000円)
国内旅行メインや旅行頻度が低い方に。
- – Lojel(ロジェール) 廉価ライン
- – 協和(ハント)
- – Amazonベーシック などのPBブランド
ミドル層(15,000〜40,000円)
旅行頻度が高い方・品質重視の方に人気。
- – Samsonite(サムソナイト) スタンダードシリーズ
- – American Tourister(アメリカンツーリスター)
- – Rimowa(リモワ) エントリーモデル
ハイエンド層(40,000円〜)
頻繁な出張・海外旅行の多いビジネスパーソンや品質最優先の方に。
- – Rimowa(リモワ) 高機能シリーズ
- – TUMI(トゥミ)
- – Globe-Trotter(グローブトロッター)
スーツケース選びのよくある失敗
失敗①:機内持ち込みサイズのつもりが規定オーバーだった
購入時は機内持ち込みOKのサイズだったのに、LCC利用時にはサイズオーバーで追加料金が発生するケースがあります。購入前に旅行で使う予定の航空会社の規定を調べておきましょう。
失敗②:重いスーツケースを選んで預け荷物の重量制限を超えてしまった
スーツケース本体が重いと、荷物を入れると預け荷物の重量制限(多くの国際線で23kg)を超えてしまうことも。本体重量3〜4kgのものを選ぶと余裕が生まれます。
失敗③:安すぎるものを買って1回で壊れた
特にキャスター部分は安価なものだと数回の旅行で破損することがあります。「スーツケースは旅行の回数×1,000〜2,000円の投資」と考えると、適切な価格帯が見えてきます。
まとめ:スーツケース選びのチェックリスト
スーツケースを購入する前に、以下を確認しましょう。
- – [ ] 旅行の主な日数に合ったサイズか
- – [ ] 機内持ち込み規定(三辺の合計・重量)を満たしているか
- – [ ] 素材(ABS/PC/アルミ)は旅のスタイルに合っているか
- – [ ] TSAロック付きか
- – [ ] キャスターは静音4輪回転式か
- – [ ] 本体の重量は適切か(目安:本体3〜4kg以内)
- – [ ] 予算と旅行頻度のバランスが取れているか
良いスーツケースは、一度買えば何年も使える「旅の相棒」です。ぜひこの記事を参考に、自分にピッタリの1台を見つけてください。
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最終更新:2026年4月


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